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農機具のエンジンオイルの役割と、「オイル交換は大事ですよ」と言う話。

 

こんにちは!

竹花です!

 

日中は暖かくなってきましたが、花粉症の僕には早く過ぎ去って欲しい季節ねですね。

 

農閑期の冬場は倉庫に眠っていた農機具も、春になって倉庫から出して使うことが多くなってくると思います。

ということで、今回はエンジンを搭載した農機具の「エンジンオイル」についてお話したいと思います。

 (↑上のは車のエンジンオイルの写真ですが。カストロールとシェル、定番ですね!)

 

エンジンオイルって、入ってないとエンジンが壊れるのは皆さん知ってるかと思いますが、じゃあ具体的にエンジンオイルはどんな役割をしているのか、です。

 

エンジンオイルはエンジン内部で5つの役割を持っています。

・エンジン内部品の潤滑

・エンジン全体の冷却

・エンジン内部をキレイに保つ

・燃焼室の気密を保つ

・エンジン内部の防錆

 

この5つです!

 

それぞれ少し説明しますね!

 

・エンジン内部品の潤滑

これはなんとなくイメージ付きやすいと思います。

エンジンを動かすとその内部では、シリンダーとピストンを始め、バルブとカム・ロッカーアームなど金属の部品同士がすごい速さで擦れあっています。

その部品と部品のつなぎ目で摩擦抵抗を下げる役割をエンジンオイルが果たしています。

 

・エンジン全体の冷却

これも比較的イメージしやすいと思います。

エンジンオイルは、燃料が燃えて発生した熱や、部品同士が摺動して発生した摩擦熱を吸収してエンジンがオーバーヒートしたり焼き付いたりするのを防いでいます。

 

・エンジン内部をキレイに保つ

新品のエンジンオイルは飴色で透き通っていますが、エンジンに給油してしばらく使うと、真っ黒に変色してきます。

これはエンジン内部で発生した煤や金属の粉をオイルが吸着してるからなんです。

そういったエンジン内部のゴミをキレイにするのもエンジンオイルの役目です。

 

・燃焼室の気密を保つ

さて、これはちょっと専門的です。

エンジンの燃焼室、ピストンとシリンダーは、基本的にはピストンリングやオイルリングなどのリングで気密を保つんですが、それだけでは完璧ではないです。

シリンダーとピストンリングやピストンとピストンリングのほんの小さな隙間を埋めているのがエンジンオイルなんです。

 

・エンジン内部の防錆

エンジンは基本的にはアルミで出来ています。

アルミって錆びにくいイメージがあるかもしれませんが、実は錆びて腐食したりします。

新品のエンジンはピカピカですが、古くなってくると外観が白っぽくなってくると思います。あれはアルミが錆びてるんですね。

エンジンオイルはその名の通り油なので、エンジンの中が錆びてしまわないようにする役目もあります。

 

 

ということで、エンジンオイルはエンジンの中で重要な仕事をたくさん担当してるんです!

 

オイル交換を怠っていると、

オイルが真っ黒になって・・・

劣化して粘度もなくなり・・・

オイルが燃焼して量が減り・・・

古くなったエンジンオイルはこんな感じに真っ黒です。

   

 

最終的にはエンジンの焼付きや圧縮の低下、エンジンがかかりにくいなどの故障が発生します。

そうなれば修理も高額になってきますよ!

 

春のシーズンでいうと、動噴によく使われている4~5馬力くらいのエンジンだとしたら、エンジンオイルを交換しても1Lも使いません。

使うのはだいたい0.5~0.8Lくらいなんで、エンジン焼付きの修理代に比べればオイル代なんて安いものです。

 

「オイル交換、前はいつやったっけ?」って思いながら機械を使うよりも、最低でも1年に1回は交換しましょう!

 

「オイル交換いつやったっけ?」と思ったら機械のオイルは要チェック!

オイル交換はパパっとできるので、いつでも持ってきてください!

こんな感じでドレーンボルトを抜いて古いオイルをダバーっと出しちゃいます。

 

オイル交換はすごく重要ですが手軽なメンテナンスだと思いますよ!

こうしてブログを書いている今も、オイル交換の依頼がドンドン入ってきています(笑)

大事な農機具を長く使うためにも、エンジンオイルは早め早めの点検をお願いします!

 

今回はこれくらいにして、それではまた!

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